三月十六日に新内節岡本流の会開催

2025.03.07

邦楽

岡本 宮之助

   新内節の岡本宮之助が三月十六日午後六時から、東京・浅草公会堂四階第二集会室で「新内節 岡本流の会」を開く。若手の勉強の場としている年初の催し。今回は「岡本文弥の唐人お吉」をメインテーマに展開する。

   披露するのは「明烏夢泡雪(あけがらすゆめのあわゆき)(雪責め)」、「春宵下田草子(はるのよいしもだぞうし)」、「破れ傘唐人お吉(やぶれがさとうじんおきち)」、「お吉名残酒(おきちなごりさけ)」の四曲。この中の「破れ傘唐人お吉」は宮之助の弾き語りだ。

   宮之助によると、唐人お吉は岡本文弥が好きなテーマの一つで、外圧を受け悲しい思いをしたお吉に、強い同情を寄せていたという。

   宮之助は「今回はお吉づくしになりましたが、元々定期的に語りたいと考えていた演目です」と説明している。

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著者情報 / Author info

真壁聖一 Makabe Seiichi

1946年 宮城県仙台市生まれ。東北福祉大学卒業。中日新聞東京本社(東京新聞)で、一般芸能、伝統芸能を担当する。2017年3月退社後、フリージャーナリストへ。舞踊批評家協会員。