7月14日に浅草公会堂で藤川流舞踊会
2024.07.07
日本舞踊
藤川流の若き家元・藤川澄十郎がけん引する「藤川流舞踊会」が、7月14日正午から東京・浅草公会堂で開かれる。
番組は長唄「七福神」に始まり、長唄「鏡獅子」に終わる全二十二番。この中には家元が指導する聖徳大学の舞踊部のメンバーが古典に挑戦する聖徳初春賑や三歳から十一歳までの子供が日ごろの腕前を発揮する若葉の段などのコーナーもある。
家元はラストの「鏡獅子」を披露する。五十周年記念公演以来七年ぶりのチャレンジになる。いわゆる“獅子物”は家元の父で、同流宗家の藤川爵応が得意とした演目だ。
あえてこの演目を選んだ理由について家元は「五十周年を流儀の一つの節目とすれば、藤川流の流れを踏襲しながら、これからの藤川流が始まるということを意識して挑戦することにしました」と説明している。
本番が楽しみである。