木場大輔が9月19日に胡弓リサイタル

2024.09.07

邦楽

木場 大輔

   胡弓演奏家の木場大輔が9月19日午後7時から、東京・紀尾井小ホールで「胡弓リサイタル」を開く。胡弓リサイタルは2021年の初リサイタル以来、4回目。今年は豪弦が開発発表されてちょうど100周年に当たることから、豪弦を使用した創作曲にも一段と熱が入る。

   今回リサイタルで披露するのは胡弓本曲「千鳥の曲」(胡弓・木場大輔、歌・筝・日原藤花維柯)、豪弦と三味線による新作(豪弦・木場大輔、三味線・杵屋浅吉)、三曲合奏「松竹梅」(歌・三弦・菊央雄司、歌・箏・岡村慎太郎、胡弓・木場大輔)。

   中でもリサイタルでは二度目の披露となる豪弦の新曲は目下創作中だが、10分前後になる見通し。豪弦は長唄の四世杵屋佐吉が邦楽の低音部の充実を図るため考案したコントラバスのような形態の楽器。1924年に発表された。

   木場は「豪弦の進化が止まらない。楽しみに見守って頂ければと思います」と笑顔で語っている。

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著者情報 / Author info

真壁聖一 Makabe Seiichi

1946年 宮城県仙台市生まれ。東北福祉大学卒業。中日新聞東京本社(東京新聞)で、一般芸能、伝統芸能を担当する。2017年3月退社後、フリージャーナリストへ。舞踊批評家協会員。