藤間掬穂が1月19日に「掬乃会」開催

2025.01.08

日本舞踊

藤間 掬穂

   日本舞踊家の藤間掬穂が主宰する舞踊会「掬乃会」(日本舞踊を楽しむ掬乃会)が1月19日午後1時半から、東京都大田区の大田区民プラザ大ホールで開かれる。今回が32回目で前回同様大田区との合同主催だ。

   前半が大田区伝統文化子供教室の成果発表会と掬乃会会員による温習会。後半が生演奏による舞踊で、掬穂は清元清榮太夫の唄、息子の清元美三郎の演奏で、清元「鳥刺し」を素踊りで披露する。この演目は、鳥を獲る仕事、またはそれを生業にする人を指すが、踊りでは吉原の座敷で幇間たちが鳥刺しを真似て踊る様子を描く。自ら清元を嗜み、これまで数多く清元を披露してきた掬穂らしい演目だ。ちなみに掬穂が掬乃会で「鳥刺し」を踊るのは今回が初めてとか。

   掬穂は「発表の場を張り合いにお子さんやお弟子さんが頑張ってきました。その成果を多くの皆様に見て頂き、日本舞踊の素晴らしさを感じ取ってもらえたら嬉しいです」と話している。

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著者情報 / Author info

真壁聖一 Makabe Seiichi

1946年 宮城県仙台市生まれ。東北福祉大学卒業。中日新聞東京本社(東京新聞)で、一般芸能、伝統芸能を担当する。2017年3月退社後、フリージャーナリストへ。舞踊批評家協会員。