9月8日に砂崎知子が宮城道雄の名作による箏コンサート

2024.09.07

邦楽

砂崎 知子

   箏曲家の砂崎知子が9月8日午後2時から、東京・紀尾井小ホールで「宮城道雄の名作による箏コンサートシリーズ」プレ公演を開く。彼女が母親から教えを受けた宮城の名曲の数々を後世へ伝えたいという思いで始めるコンサートだ。

   計画によると、コンサートは今回のプレコンサートを含めて全11回。今年12月から本公演を開始、筝道創立10年に当たる2027年までに宮城の名曲61曲を演奏する。今回のプレ公演では宮城の名曲の中から厳選した「水の変態」、「落葉の踊り」、「瀬音」、「さくら変奏曲」、「ロンドンの夜の雨」、「衛兵の交替」の6曲を披露する。

   助演は高畠一郎、野口悦子、細川真紀。解説は邦楽研究家の野川美穂子氏。

   砂崎は「これからの箏曲界を担う若い人にしっかり、私の学んできた宮城の曲を受け継いでもらいたいとコンサートを始めることにしました。終活のつもりです」と説明しているが、故郷岡山のシティエフエムで「箏演奏家 砂崎知子のおことーく」のパーソナリティーをつとめるなど元気いっぱいだ。

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著者情報 / Author info

真壁聖一 Makabe Seiichi

1946年 宮城県仙台市生まれ。東北福祉大学卒業。中日新聞東京本社(東京新聞)で、一般芸能、伝統芸能を担当する。2017年3月退社後、フリージャーナリストへ。舞踊批評家協会員。