下野戸亜弓が6月23日に山田検校作品連続演奏会

2024.06.07

邦楽

下野戸 亜弓

   山田流筝曲家の下野戸亜弓が流祖山田検校作品に挑む「下野戸亜弓筝曲リサイタル」が6月23日午後2時半から、東京・紀尾井小ホールで開かれる。今回が5回目の山田検校作品連続演奏会になる。

   今回披露するのは中七曲の一つ「紀の路の奥 四季の段」、古曲「布袋」、奥四曲の「葵の上」の三曲。演目は昨年12月25日の前回の作品連続演奏会の段階で決めていたという。

   山田検校の作品は三十六曲あるが、今回の演奏会で十五曲を演奏したことになる。

   賛助出演は上村和香能、設楽千聡代、山登松和、山下名緒野、山口明代賀、佐々木千香能、樋口千清代(出演順)、曲間に前回好評だった群馬大学名誉教授藤本宗利氏のお話が入る。

   下野戸は「何もやらないでいると、やりたいと思うようになり、動き出してしまう。出来るうちはチャレンジし続けて行きたいと思います」とつねに前向きだ。

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著者情報 / Author info

真壁聖一 Makabe Seiichi

1946年 宮城県仙台市生まれ。東北福祉大学卒業。中日新聞東京本社(東京新聞)で、一般芸能、伝統芸能を担当する。2017年3月退社後、フリージャーナリストへ。舞踊批評家協会員。