新内節の岡本宮之助が11月1日にリサイタル

2024.10.07

邦楽

岡本 宮之助

   新内節の岡本宮之助が十一月一日午後六時から、東京・紀尾井小ホールで「岡本宮之助の会」を開催する。今回は~岡本流再興百と一年~のサブタイトルを付け、さらなる飛躍を期する。

   宮之助は新内節岡本流の後継者。大叔父の岡本文弥、五世岡本宮染に師事した。今回の岡本流再興百と一年は、文弥が亡くなり百一周年を迎えたことから名付けた。

   今回披露するのは岡本流にしかないご祝儀曲「宝船」、セリフが三分の二を占める初演の平賀源内作「嫩榕葉相生源氏(わかみどりあおいのげんじ)」、岡本文弥のヒット曲「行倒れ淀君」の三曲。

   宮之助は「これまで文弥の持つ江戸の雰囲気を壊してはいけないと活動してきましたが、私も六十四歳になり、ぼつぼつしがらみから解放されて自分の色を出しても良いのかと考えるようになりました」とリサイタルの狙いを語っている。

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著者情報 / Author info

真壁聖一 Makabe Seiichi

1946年 宮城県仙台市生まれ。東北福祉大学卒業。中日新聞東京本社(東京新聞)で、一般芸能、伝統芸能を担当する。2017年3月退社後、フリージャーナリストへ。舞踊批評家協会員。