山彦青波が河東節の短期集中講座開催

2024.04.07

邦楽

山彦青波

   河東節の山彦青波が4月12日と4月19日の二回いずれも午後3時から、東京・原宿二丁目会館で、邦楽短期集中講座「助六所縁江戸桜」(すけろくゆかりのえどざくら)を唄うを開く。

   河東節は初代十寸河東(ますみかとう)が開派し、三百年余の歴史を持つ江戸生まれの浄瑠璃。なかでも「助六所縁江戸桜」(通称・助六)は、市川団十郎家の大切な演目で、歌舞伎十八番の一つ。

   実はこの集中講座は2021年8月12日から三回の予定で開き、好評だったため、今回の開催を決めたもの。前回の三回から二回に変更したのは受講者が無理なく出席できるように配慮したため。ちなみに受講料は一回三千円。

   山彦青波は「品格があり、江戸浄瑠璃の粋を感じさせる河東節を是非体験してもらいたい。現在は浄瑠璃だけですが、ゆくゆくは三味線の集中講座にも挑戦してみたい」と抱負を語っている。

   山彦青波河東節研究会:090-3232-1959

著者情報 / Author info

真壁聖一 Makabe Seiichi

1946年 宮城県仙台市生まれ。東北福祉大学卒業。中日新聞東京本社(東京新聞)で、一般芸能、伝統芸能を担当する。2017年3月退社後、フリージャーナリストへ。舞踊批評家協会員。