笛の福原寛が8月4日にリサイタル

2024.07.07

邦楽

福原 寛

   笛の福原寛が8月4日、東京・紀尾井小ホールで、「笛-福原寛の会」を開く。昼の部(午後2時~)と夜の部(午後6時~)の二回公演。リサイタルは2005年の初リサイタル以来これが八回目となる。

   演目は昼の部が師匠の故寶山左衛門の作品集で、寛が好きだという「樹々の蜜」、山左衛門が芸術祭大賞を受賞した作品「嵯峨野秋霖」、晩年の作品「飛騨物語」。夜の部は酒をテーマにした作品集で長唄「酒」、自らが手掛けた創作曲「菊の盃」、義太夫「猩々」。賛助出演者には竹本葵太夫(人間国宝)を筆頭に竹本拓太夫、竹本和太夫、豊澤長一郎、鶴澤翔也、鶴澤繁二、鶴澤卯太吉、杵屋五功次、稀音家六公郎、東音高橋智久、福原徹彦、田中傳一郎、堅田新十郎、望月太津之、堅田新一朗、堅田喜之祐ら。

   寛は「先生がリサイタルを続けて来たのを見て、また自分でも会をやりその大変さを知りましたが、リサイタルにはいわゆる依頼された仕事だけでは分からないものがあることを感じています」と話している。

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著者情報 / Author info

真壁聖一 Makabe Seiichi

1946年 宮城県仙台市生まれ。東北福祉大学卒業。中日新聞東京本社(東京新聞)で、一般芸能、伝統芸能を担当する。2017年3月退社後、フリージャーナリストへ。舞踊批評家協会員。