箏曲家砂崎知子が12月14日に「宮城道雄の早春」を開催
2024.12.08
邦楽
砂崎 知子
筝曲家の砂崎知子が、宮城道雄の名作に挑む「砂崎知子が“今”伝えたい宮城道雄」の第一弾が12月14日午後二時から、東京・紀尾井小ホールで開かれる。全11回を予定しているそのスタートは「宮城道雄の早春」とサブタイトルを付けたように春にちなんだ名曲を披露する。
披露するのは「比良」、「数え唄変奏曲」、「初鶯」、「うぐひす」、「高麗の春」の五曲。いずれ劣らぬ名曲揃いだが、中でも「高麗の春」は宮城が十代から十六歳まで朝鮮半島に居住していた時の体験が根底にある曲だ。
コンサートではこれらの曲を日本音楽研究家の野川美穂子の楽しい解説を交えながら紹介していく。
助演は田嶋謙一(琴古流尺八)、長谷川将山(都山流尺八)、中島裕康(筝)、高畠一郎(三弦)。
砂崎は「独特のテンポや旋律を持つ曲が多く味を出すのが難しい局面もありますが、皆様には耳で聞き、肌で感じて頂けたら嬉しいです」と抱負を述べている。