なごやかに舞踊批評家協会賞授賞式
2024.07.07
日本舞踊
舞踊批評家が優れた業績を上げた舞踊家に贈る「第54回舞踊批評家協会賞」の授賞式がこのほど東京・内幸町の日本プレスセンタービルで行われた。同賞は舞踊批評家が自らの資金で運営している。
2023年度の邦舞部門では、大賞に西川箕乃助、新人賞に猿若清三郎、特別賞に井上八千代の三人が選ばれた。箕乃助の受賞理由は昨年の国立劇場での西川会で、「京鹿子娘道成寺」など年間を通しての活動と成果に対して。清三郎はやはり国立劇場公演での「祭りの花笠」の熱演。八千代は「舞の会」などを通して上方舞の普及発展に努めたことが評価された。
受賞の喜びを箕乃助は「これで亡くなった親父(西川扇蔵)に良い報告が出来る」、清三郎は「お家芸が認められて嬉しい」、八千代は「あこがれの賞。一生の思い出になります」とそれぞれ喜びを語っていた。