なごやかに舞踊批評家協会賞授賞式

2024.07.07

日本舞踊

左から西川箕乃助、井上八千代、猿若清三郎

   舞踊批評家が優れた業績を上げた舞踊家に贈る「第54回舞踊批評家協会賞」の授賞式がこのほど東京・内幸町の日本プレスセンタービルで行われた。同賞は舞踊批評家が自らの資金で運営している。

   2023年度の邦舞部門では、大賞に西川箕乃助、新人賞に猿若清三郎、特別賞に井上八千代の三人が選ばれた。箕乃助の受賞理由は昨年の国立劇場での西川会で、「京鹿子娘道成寺」など年間を通しての活動と成果に対して。清三郎はやはり国立劇場公演での「祭りの花笠」の熱演。八千代は「舞の会」などを通して上方舞の普及発展に努めたことが評価された。

   受賞の喜びを箕乃助は「これで亡くなった親父(西川扇蔵)に良い報告が出来る」、清三郎は「お家芸が認められて嬉しい」、八千代は「あこがれの賞。一生の思い出になります」とそれぞれ喜びを語っていた。

過去の記事一覧 / Archive

2024.05.07
5月18日に創邦21開催
2024.05.07
6月30日に「第二回横須賀女流義太夫演奏会」
2024.05.07
﨑秀五郎が端唄から知る江戸の愉しみを開催し大盛況
2024.05.07
藤間掬穂が舞踊芸術賞を受賞
2024.04.07
山彦青波が河東節の短期集中講座開催
2024.04.07
4月20日に山梨県甲府市で和の饗宴
2024.04.07
5月9日に国立能楽堂で寿柳貴彦の会
2024.04.07
5月19日に国立能楽堂で、出雲蓉の会
2024.03.12
三月十八日に川瀬露秋の会開催
2024.03.07
ちびっ子の活躍が目立った小留実会
2024.03.07
文部科学大臣賞に輝いた花柳基紫瑞の素顔
2024.03.07
女流義太夫にニューフェイス竹本考之資デビュー
2024.03.07
五月六日に南青山マンダラで邦楽ちーむⅮライブ
2024.02.07
日本舞踊檜会第三十回公演盛況に終わる
2024.02.07
常磐津八重大夫が2月11日に江戸浄瑠璃の義太夫と常磐津二刀流を開催
2024.02.07
﨑秀五郎主催の端唄の会が2月28日に浅草公会堂で開かれる
2024.02.07
長唄の杵屋彌十郎が娘の杵屋彌之介に彌十郎を譲る
2024.01.07
長唄三味線方の杵屋彌十郎が新年の抱負を語る
2024.01.07
筝曲家の砂崎知子が新年のコンサートを成功裏に終える
2024.01.07
1月14日に「新風いすみアートフェスティバル2024」開催
2024.01.07
1月18日に女流義太夫演奏会1月公演

著者情報 / Author info

真壁聖一 Makabe Seiichi

1946年 宮城県仙台市生まれ。東北福祉大学卒業。中日新聞東京本社(東京新聞)で、一般芸能、伝統芸能を担当する。2017年3月退社後、フリージャーナリストへ。舞踊批評家協会員。