地唄舞の出雲蓉が11月24日に「出雲蓉の会」開催

2024.11.03

邦楽

出雲 蓉

   地唄舞の出雲蓉が⒒月24日午後6時から、東京・代々木能舞台で「第56回出雲蓉の会」を開く。これまでメイン舞台としていた東京・国立能楽堂から文字通り舞台を移してのリ・スタートだ。

   代々木能舞台は素朴な能舞台で、橋掛かりの庭が気に入ったという。

   序開きは地唄「万歳獅子」。代々木舞台の初めての公演を寿ぎ、観客に幸あれと選曲した。次いで能楽一噌流笛方十四世宗家一噌庸二の笛のお話を挟み、留はこれまた地唄の名曲「鉄輪」。夫に裏切られた妻が夫と後妻を呪い殺そうと貴船神社にお参りするが、逆に神々に調伏される。これを出雲は素踊りで披露する。演奏は共に川瀬露秋。

   出雲は「今回からしばらくの間、こしかたを思いながら、自然に年齢を重ねていく自分の姿を舞に映してお目にかけたいと思います」と新たな出発への熱い思いを披歴している。

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著者情報 / Author info

真壁聖一 Makabe Seiichi

1946年 宮城県仙台市生まれ。東北福祉大学卒業。中日新聞東京本社(東京新聞)で、一般芸能、伝統芸能を担当する。2017年3月退社後、フリージャーナリストへ。舞踊批評家協会員。