花ノ本寿門下が海外での舞踊コンクールに出演
2024.08.07
日本舞踊
日本舞踊花ノ本流の花ノ本寿宗家家元の二人の外国人門下が、このほど韓国ソウルで開かれた「第21回ソウル国際舞踊コンクール」に出演し、日本舞踊の魅力を発揮した。
ソウル市麻浦アートセンターで開かれた同コンクールには韓国、中国、モンゴル、台湾、日本の五か国から約六百人が参加。寿門下からは中国人の兎中那奈美とカナダ人の花ノ本海遠が出演し、それぞれ「島の千歳」と「京の四季」を披露した。この中で兎は特別賞を受賞した。
兎は「決勝まで残れ、特別賞を受賞して嬉しい。これからも多くの人に日本舞踊を味わっていただけるよう頑張りたい」と言えば海遠も「日本舞踊を海外に紹介出来て嬉しい」と満足気。
寿宗家家元は「私も大変勉強になった。また機会があったら弟子たちを出演させたい」と顔をほころばせていた。