徳丸十盟が6月28日に琴古流尺八本曲演奏会
2024.06.07
邦楽
琴古流尺八演奏家の徳丸十盟が6月28日午後6時半から、東京・紀尾井小ホールで「琴古流尺八本曲演奏会」を開く。昨年末で一応のピリオドを打った同名の演奏会の総集編ともいうべきもので、以前からプランを公言していたものだ。
「今回は山口五郎の作品を集めて」のサブタイトルからも伺えるように、恩師の作品を中心に、若手の演奏家を集めてプログラムを組んだ。演奏するのは「雲井獅子」、「目黒獅子」、「三谷菅垣」、「千鳥の曲」、「巣鶴鈴慕」、「現代鈴慕」、「「鹿の遠音」の七曲。「目黒~」は二重奏、「雲井~」と「三谷~」は二尺管を用いた三重奏、「巣鶴~」と「鹿の~」は琴古流出演者全員で。「千鳥~」は尺八のみの六重奏、「現代~」は山口五郎と先代山本邦山との合作曲だ。
徳丸は「山口先生は芸大で芸大に入ってから教えを受けましたが、最初はあまり私には合わないと思っていましたが、その後、スルメを噛むように次第に惹かれて行きました」と思い出を語っている。