5月18日に創邦21開催

2024.05.07

邦楽

創邦21

   自分たちの思い描く邦楽作品をと、2000年に同人が集まり結成された「創邦21」が5月18日、東京・紀尾井小ホールで「第20回作品演奏会」を開く。今回は昼の部(開演午後1時半)と夜の部(開演午後6時半)の二回公演。

   演奏されるのは昼の部が、日本昔話より「みやこ鏡」(作曲・今藤美治郎)、「塀の上」(作詞・作曲・今藤政貴)、「山脈のかなたに」(作歌・瀧澤妙子、作曲・米川敏子、尺八手付・黒田鈴尊)、「富樫~勧進帳入り~」(作詞・金子泰、原案・作曲・今藤政太郎)。

   夜の部が、「二調一管」(作曲・福原徹)、「髪梳夜撫子(かみすきよるのなでしこ)」(曲付・松永忠一郎)、「桜舞う」(作曲・今藤長龍郎)、「河童」(作・北原白秋、作曲・清元栄吉)

   この中で「富樫~」は今藤政太郎があたためていた作品で、勧進帳のその後を描く。また「髪梳~」は宝暦年間の作品で、歌詞だけが残っていたものに曲付けしたものだ。

   出演者は「邦楽の魅力の一端をお見せしたい」と意気軒高だ。

著者情報 / Author info

真壁聖一 Makabe Seiichi

1946年 宮城県仙台市生まれ。東北福祉大学卒業。中日新聞東京本社(東京新聞)で、一般芸能、伝統芸能を担当する。2017年3月退社後、フリージャーナリストへ。舞踊批評家協会員。