徳丸十盟が11月15日に尺八演奏会

2024.11.03

邦楽

徳丸 十盟

   琴古流尺八演奏家の徳丸十盟が⒒月15日午後6時半から、東京・紀尾井小ホールで「徳丸十盟尺八演奏会」を開く。平成19年の第一回演奏会以来、今回が8回目。今回は砧をメインテーマに全3曲を演奏する。

   徳丸が砧をテーマに演奏会のプログラムを組んだのは人伝に琴古流尺八中興の功労者とも言うべき三浦琴童の遺品が発見されたとの知らせを受けたこと。その中の免状に「碪(きぬた)巣籠」に対するものもあり、その重要性を再認識したことがきっかけ。

   今回披露するのは「五段砧」(筝・田中奈央一、尺八・徳丸十盟)、「碪巣籠」(尺八・徳丸十盟)、「松風」(筝・山登松和、田中奈央一、三弦・上原真佐輝、尺八・徳丸十盟)。なお「碪巣籠」の演奏では三浦琴童の遺品の尺八「虚空鳳」を使用するという。

   当日、会場には三浦琴童の遺品の数々も展示披露されるという。

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著者情報 / Author info

真壁聖一 Makabe Seiichi

1946年 宮城県仙台市生まれ。東北福祉大学卒業。中日新聞東京本社(東京新聞)で、一般芸能、伝統芸能を担当する。2017年3月退社後、フリージャーナリストへ。舞踊批評家協会員。