7月15日に浜松で花柳ゆず留の会開催

2024.07.07

日本舞踊

花柳 ゆず留(中央)

   静岡県浜松市で日本舞踊の普及と発展に力を入れる花柳ゆず留が7月15日、同市のジ・オリエンタルで「伝統と革新 花柳ゆず留の会」を開く。食事を正午から始め、午後1時15分から舞踊を楽しむという趣向の会だ。

   ゆず留は先代の花柳寿輔家元から同市に花柳流を根付かせたいという依頼を受けて活動をしてきた人物。現在八十七歳のゆず留は令和三年まで現役で踊り続け、現在はプロデュースと演出に専念している。

   今回の出し物は清元「三社祭」(悪玉・花柳源九郎、善玉・藤間直三)、朗読「サド侯爵夫人」(朗読・篠井英介、篠笛・藤舎推峰)、出演者によるトーク「伝統芸能の今」、「春夏秋冬」(日本舞踊・花柳源九郎、藤間直三、バレエ・大柴タクマ、筝・中井智弥、篠笛・藤舎推峰、薩摩琵琶・長須与佳)

   ゆず留は「伝統を大切にしながらも、それに縛られない形を模索しました」と意気軒高だ。

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著者情報 / Author info

真壁聖一 Makabe Seiichi

1946年 宮城県仙台市生まれ。東北福祉大学卒業。中日新聞東京本社(東京新聞)で、一般芸能、伝統芸能を担当する。2017年3月退社後、フリージャーナリストへ。舞踊批評家協会員。