﨑秀五郎が端唄から知る江戸の愉しみを開催し大盛況
2024.05.07
邦楽
端唄・民謡の三味線演奏家﨑秀五郎がこのほど東京・明治屋ビルで「三味線演奏家とタシナム邦楽と文学『端唄から知る江戸の愉しみ』」を開き、端唄ファンの喝采を浴びた。
江戸文化の中心地である吉原を舞台に、庶民の日常と価値観を説き起こしながら、スクリーンに端唄「春風」の歌詞を映し出していく。いかに端唄がいろいろなジャンルの音楽を取り入れ発展して行ったか、興味深い話が続き、参加者がうなづくシーンも。あとは端唄のオンパレードで「深川節」、「梅は咲いたか」、「夜桜」、「潮来出島」「奴さん」などの良く知られた曲を三味線と美声で披露した。
ラストには親しい三味線演奏家の山本ゆきのとの共演などもあり大いに盛り上がった。
終演後、﨑秀五郎は「たくさんおしゃべりもしたので、時間がオーバーしそうになりましたが、お客のみなさんも盛り上がり、楽しい催しになりました。また機会がありましたら、いろいろな形で続編をやってみたいと思っています」と抱負を語っていた。