日本舞踊家花柳ハ輔が出演二十回表彰

2025.03.07

日本舞踊

花柳 ハ輔

   東京新聞主催の女流舞踊家の一大祭典「第九十九回女流名家舞踊大会」が二月十一日、東京・浅草公会堂で開かれ、連続出演二十回を迎えた日本舞踊家の花柳ハ輔が表彰された。

   序開きの若柳佑次の地唄「富士の雪」の後、舞台に上がったハ輔はやや緊張した面持ちで東京新聞からの表彰状を受け取った。この後、記者のインタビューに対し、「いつの間にやら出演二十回を迎えることが出来ました。たくさんの先輩諸氏に囲まれてここまで来ることが出来ました。私は女流名家舞踊大会に育てられたようなものです」と控えめに受賞の喜びを語った。

   本番では夜の部の一番手で出演し、会場の浅草を考えて選曲したという長唄「都風流」を情緒たっぷりに踊り、観客から大きな拍手を浴びていた。今後のさらなる活躍が期待できそうだ。

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著者情報 / Author info

真壁聖一 Makabe Seiichi

1946年 宮城県仙台市生まれ。東北福祉大学卒業。中日新聞東京本社(東京新聞)で、一般芸能、伝統芸能を担当する。2017年3月退社後、フリージャーナリストへ。舞踊批評家協会員。