西川箕乃助が十一世西川扇藏を襲名

2024.08.07

日本舞踊

西川扇藏(右から二人目)

   日本舞踊の西川箕乃助が令和六年七月二十九日をもって、西川流宗家十一世西川扇藏を襲名した。関係者に配布した書状などで明らかにした。関係者からは父十世扇藏の死去後、十一世扇藏襲名は時間の問題と見られていた。

   襲名披露公演は、十世西川扇藏三回忌追善として来年十月二十六日、東京・歌舞伎座で開かれる第七十三回西川会となる。十一世西川扇藏は、意欲的な舞踊を心がけていることで知られ、2023年度の舞踊批評家協会の大賞を受賞しているほか、舞踊集団五耀会の中心的存在として活躍している。

   十一世扇藏は「江戸時代から続く西川流の歴史と伝統を守り、さらに発展させること、そして次世代への継承という使命を果たすべく、研鑽精進を重ねる所存。皆様方におかれましては尚一層のご指導を賜りたい」と抱負を語っている。

過去の記事一覧 / Archive

2024.05.07
5月18日に創邦21開催
2024.05.07
6月30日に「第二回横須賀女流義太夫演奏会」
2024.05.07
﨑秀五郎が端唄から知る江戸の愉しみを開催し大盛況
2024.05.07
藤間掬穂が舞踊芸術賞を受賞
2024.04.07
山彦青波が河東節の短期集中講座開催
2024.04.07
4月20日に山梨県甲府市で和の饗宴
2024.04.07
5月9日に国立能楽堂で寿柳貴彦の会
2024.04.07
5月19日に国立能楽堂で、出雲蓉の会
2024.03.12
三月十八日に川瀬露秋の会開催
2024.03.07
ちびっ子の活躍が目立った小留実会
2024.03.07
文部科学大臣賞に輝いた花柳基紫瑞の素顔
2024.03.07
女流義太夫にニューフェイス竹本考之資デビュー
2024.03.07
五月六日に南青山マンダラで邦楽ちーむⅮライブ
2024.02.07
日本舞踊檜会第三十回公演盛況に終わる
2024.02.07
常磐津八重大夫が2月11日に江戸浄瑠璃の義太夫と常磐津二刀流を開催
2024.02.07
﨑秀五郎主催の端唄の会が2月28日に浅草公会堂で開かれる
2024.02.07
長唄の杵屋彌十郎が娘の杵屋彌之介に彌十郎を譲る
2024.01.07
長唄三味線方の杵屋彌十郎が新年の抱負を語る
2024.01.07
筝曲家の砂崎知子が新年のコンサートを成功裏に終える
2024.01.07
1月14日に「新風いすみアートフェスティバル2024」開催
2024.01.07
1月18日に女流義太夫演奏会1月公演

著者情報 / Author info

真壁聖一 Makabe Seiichi

1946年 宮城県仙台市生まれ。東北福祉大学卒業。中日新聞東京本社(東京新聞)で、一般芸能、伝統芸能を担当する。2017年3月退社後、フリージャーナリストへ。舞踊批評家協会員。