西川箕乃助が十一世西川扇藏を襲名
2024.08.07
日本舞踊
日本舞踊の西川箕乃助が令和六年七月二十九日をもって、西川流宗家十一世西川扇藏を襲名した。関係者に配布した書状などで明らかにした。関係者からは父十世扇藏の死去後、十一世扇藏襲名は時間の問題と見られていた。
襲名披露公演は、十世西川扇藏三回忌追善として来年十月二十六日、東京・歌舞伎座で開かれる第七十三回西川会となる。十一世西川扇藏は、意欲的な舞踊を心がけていることで知られ、2023年度の舞踊批評家協会の大賞を受賞しているほか、舞踊集団五耀会の中心的存在として活躍している。
十一世扇藏は「江戸時代から続く西川流の歴史と伝統を守り、さらに発展させること、そして次世代への継承という使命を果たすべく、研鑽精進を重ねる所存。皆様方におかれましては尚一層のご指導を賜りたい」と抱負を語っている。