5月3日に江戸東京博物館で筝道音楽院「筝曲演奏会」開催

2021.04.06

邦楽

砂崎知子砂崎知子

   筝曲家砂崎知子が率いる箏道音楽院の「筝曲演奏会」が5月3日午後零時半から、東京・両国の江戸東京博物館大ホールで開かれる。コロナ禍で昨年3月に予定していた砂崎の開軒50周年の記念演奏会が中止に追い込まれており、筝道音楽院としてはほぼ2年ぶりの演奏会となる。

   演奏会は「嵯峨の秋幻想」から「東北民謡による組曲」までの全21番。約40人が出演する。この中で砂崎が絡むのは彼女の低筝手付の「六段の調べ」、三絃を受けもつ「新浮舟」、宮城道雄作曲の「唐砧」、藤原道山の尺八と砂崎の筝という組み合わせの「萌春」、「東北民謡による組曲」の5曲。砂崎の筝道音楽院設立時に活動の柱とした古典、宮城道雄作品、現代曲(創作曲)が全て盛り込まれている。出演は特別出演の藤原道山の他、賛助出演に武田旺山、田島謙一。

   砂崎は「今回は普通のお浚い会ですが、コロナ禍で目標なしの日常が続いたのは正直つらかった。ようやく演奏会にこぎつけましたが、皆で努力して実りあるものにしたいと思っています。こうご期待といったところです」と抱負を語っている。

   ちなみに筝道音楽院が江戸東京博物館を使用するのは、今回が初めてだという。

過去の記事一覧 / Archive

2021.03.06
松永忠一郎が2月25日に作品演奏会
2021.03.06
3月15、16日に日本博主催・共催型プロジェクト「和の音色を継いで未来へ」
2021.03.06
山﨑扇秋が3月27日に三曲演奏会
2021.03.06
藤間掬穂・清元美三郎が3月30日に親子会
2021.03.06
ホッピー神山と花柳歌七郎が即興でコラボ作品を制作
2021.02.06
若柳慶次郎が3月13日に「第五回慶次郎会」開催
2021.01.06
藤本昭子が芸術祭大賞のダブル受賞
2021.01.06
1月17日に邦楽鑑賞会「三曲の会」
2021.01.06
大河流「お舞い初めの集い」が1月23日浅草公会堂で
2021.01.06
花ノ本寿が荻江「一奏現在道成寺」に挑戦
2021.01.06
宗家竹友社がコロナ対策で「吹合せ本曲」を会員へ配布
2020.11.08
藤間掬穂が12月13日に掬乃会を開催
2020.11.08
12月13日に尺八の舛田路山が初リサイタル
2020.11.08
花ノ本寿が12月5日に三次市で襲名披露記念公演
2020.11.08
福原徹が11月30日に演奏会「徹の笛」開催
2020.10.20
藤井泰和が11月4日に地歌演奏会
2020.10.06
花柳寿應さんを悼む
2020.10.06
山木千賀が10月31日に無観客でのリサイタル
2020.10.06
「創邦21」が10月23日に紀尾井小ホールで
2020.10.06
10月14日に浅草公会堂で「名流祭」開催
2020.09.06
10月18日に「第17回藤本昭子演奏会」開催
2020.09.06
花柳幸舞音率いる花芽会が9月21日開催
2020.09.06
長唄吉住会100周年記念誌「軌跡」を関係者に配布
2020.09.06
客入れ公演の先鞭をつけた今藤政太郎
2020.07.06
藤間直三健闘 PLAY! Parkで踊る
2020.07.06
海外の弟子とはZOOMで指導
2020.07.06
インターネット利用は当たり前
2020.07.06
西崎流西眞会が11月22日に古典舞踊研究会開催
2020.07.06
コロナ禍をものともせず
2020.06.06
動き始めた邦舞と邦楽界の現状
2020.05.06
コロナに負けるな、様々な対応を試みる舞踊家・演奏家
2020.04.06
新型コロナウィルスの感染拡大に伴う舞踊界・邦楽界の現状
2020.03.06
9月に吉住小留実らがポーランドでスカ演奏者と共演
2020.03.06
新邦楽舞踊若泉流が松島で新年会
2020.03.06
4月18日に国立劇場で「明日をになう新進の舞踊・邦楽鑑賞会」
2020.03.06
新型コロナウィルス感染拡大で公演、イベントの中止、延期相次ぐ
2020.02.06
2月16日に女流名家舞踊大会 花柳みなせらが出演
2020.02.06
3月7日に横須賀市で女流義太夫 鶴澤津賀花らの努力で
2020.02.06
箏曲家の砂崎知子が3月29日に「邦楽の祭典 in 東京」を開催
2020.02.06
東京都八丈島の舞踊家檜之哉が日本民芸館賞を受賞
2020.02.06
東音高橋智久が「狐狸廓化競」をリリース
2019.12.06
邦舞・邦楽集団くるまざ"終演"
2019.12.06
12月14日に長唄吉住会百周年記念事業の邦楽シンポジウム
2019.12.06
尺八の三橋貴風が12月16日に演奏会
2019.12.06
寿柳流追善舞踊会成功裡に終わる
2019.11.26
11月29日に福田栄香の会
2019.11.26
高橋翠秋が12月7日に「胡弓の栞」
2019.11.06
「箏曲演奏家の砂崎知子が秋の叙勲で旭日小綬章受章」を掲載しました。
2019.11.06
「寿柳貴彦主催の追善舞踊会が11月26日に開催」を掲載しました。
2019.11.06
「12月3日に常磐津八重太夫親子会」を掲載しました。
2019.11.06
「地歌筝曲家の川瀬露秋に伝統文化ポーラ賞奨励賞」を掲載しました。
2019.10.30
「山木千賀が11月1日にリサイタル」を掲載しました。
2019.10.30
「11月4日に藤井泰和「地歌演奏会」」を掲載しました。
2019.10.30
「宮下秀冽筝・三十弦リサイタルが11月4日に」を掲載しました。
2019.10.30
「11月5日にポーランド・日本国交樹立100周年コンサート」を掲載しました。
2019.10.06
10月13日に浅草公会堂で「名流祭」
2019.10.06
新内の岡本宮之助が10月14日から連続公演
2019.10.06
10月15日に西川箕乃助の会
2019.10.06
藤本昭子が佐藤允彦と10月27日に地歌ライブ
2019.10.06
清元志寿子太夫が10月31日に芸道60年記念「清元演奏会」
2019.09.06
出雲蓉が浅草・東本願寺で「古道成寺」を披露
2019.09.06
若宮三千代・林家たい平の落語と小唄・端唄大盛況
2019.09.06
花柳寿恵幸が9月23日に第七十回「いづみ会」開催
2019.09.06
山登松和の会が9月30日に紀尾井ホールで
2019.09.06
笛の藤舎理生が10月24日に初リサイタル
2019.09.06
鶴澤津賀花の「艶姿女舞衣 酒屋の段」3日間大盛況に終わる
2019.08.06
小唄にも小・中学生進出「若樹糸の会」
2019.08.06
第20回舞踊まつり成功裡に終わる
2019.08.06
長唄伝承曲の研究会が8月27日で最終回
2019.08.06
9月21日に横浜邦楽邦舞家協会がにぎわい座で公演
2019.08.06
9月29日に笛の福原寛がリサイタル
2019.07.06
正派宗家中島靖子、三代目正派家元中島一子継承披露宴
2019.07.06
新邦楽舞踊若泉流が今年も扇供養
2019.07.06
7月28日東京・浅草公会堂で藤川流舞踊会
2019.07.06
未来座“彩”公演「檜男」に若手舞踊家の将来性を見た
2019.06.26
6月28日に名古屋で、しのじょ舞の会
2019.06.06
東京新聞舞踊賞授賞式
2019.06.06
常磐津八重太夫親子ライブ成功裡に幕を閉じる
2019.06.06
寿柳流創流の会パーティーに250人が出席
2019.06.06
6月23日に藤本昭子地歌ライブ94回目
2019.05.06
初代川瀬順輔生誕百五十年記念尺八演奏会成功裡に終わる
2019.05.06
創邦21が5月22日に紀尾井小ホールで開催
2019.05.06
第50回舞踊批評家協会賞決まる
2019.05.06
5月10日に三越劇場で、新内「富士松鶴千代の世界」
2019.04.22
芳村伊十七・大和久満7回忌追善と大和楽創設85周年の記念演奏会が4月26日に
2019.04.22
第2回シニア歌舞伎・第2回三すじ会合同公演が4月28日浅草公会堂で
2019.04.22
藤間掬穂が5月5日に師籍55周年の舞踊会
2019.04.22
第2回「直三の会」が5月5日に東京・東池袋で
2019.04.05
高橋翠秋が平成30年度の芸術選奨に輝く
2019.04.05
藤本昭子が4月14日に93回目の地歌ライブ
2019.04.05
4月24日に安藤政輝リサイタル・宮城道雄全作品連続演奏会19
2019.04.05
福原徹が4月27日にリサイタル「徹の笛」開催
2019.03.22
芙蓉流が3月28日に創流45周年の記念舞踊公演
2019.03.22
各流派合同新春舞踊大会の最優秀賞に花柳楽彩と若柳杏子の2人
2019.03.05
川瀬露秋が3月23日にリサイタル
2019.03.05
花柳園喜輔が3月30、31日に「踊狂いの五十年」開催
2019.03.05
3月16日に勝見智之が二代目勝見嘉之継承の舞踊会
2019.03.05
三味線演奏家の本條秀太郎が邦楽ドラマで演奏
2019.02.06
女義太夫公演「艶容女舞衣」が延期に
2019.02.06
2月9日に東京新聞主催「女流名家舞踊大会」
2019.02.06
日本舞踊協会公演が2月16、17日に東京・国立大劇場で
2019.02.06
藤本昭子が2月24日92回目の地歌ライブ
2019.01.06
1月21、22日に各流派合同新春舞踊大会
2019.01.06
長唄吉住会創設百周年記念事業決まる
2019.01.06
2月9日から3日間 鶴澤津賀花が「艶容女舞衣」に挑戦
2019.01.06
伝統長唄伝承の会成功裡に終わる
2018.12.06
花柳寿楽が朗読に挑戦し、多彩ぶりを発揮
2018.12.06
常磐津八重太夫が12月14日に喜寿の会
2018.12.06
藤本昭子が12月22日に地歌ライブ「源氏物語の世界」
2018.12.06
中島一子が来年3月正派邦楽会の三代目家元襲名
2018.11.24
福田栄香が11月28日にリサイタル
2018.11.24
大河企画主催「おどりまつり」12月1日開催
2018.11.06
日本小唄連盟が北海道胆振東部地震に百万円を寄付
2018.11.06
11月11日に宮下秀冽が三十絃リサイタル
2018.11.06
11月17日に高橋翠秋・胡弓の栞
2018.11.06
11月20日に今藤政太郎作品演奏会
2018.10.06
11月3日に西川箕乃助の会
2018.10.06
藤井泰和が11月4日に地歌演奏会
2018.10.06
常磐津東蔵が10月23日から中国公演
2018.10.06
11月7日に山木2百年記念演奏会
2018.10.06
新内の岡本宮之助が10月13日にリサイタル
2018.09.04
創作舞踊瑞穂流二代目家元決まる。10月7日に襲名披露
2018.09.04
9月15日に東京新聞推薦名流舞踊大会
2018.09.04
10月1日に藤間掬穂・清元美三郎親子会
2018.09.04
藤川澄十郎が10月16日にゆう第三夜
2018.08.25
邦楽の祭典in東京
2018.08.06
8月24日に芸〇座研究会
2018.08.06
芝流が創流50周年を迎え10月28日の御園座での記念公演を発表」
2018.08.06
藤間達也が「花形・名作舞踊鑑賞会」で「山帰り」
2018.08.06
花柳歌七郎・ホッピー神山がエジンバラ・フェスティバル・フリンジへ参加」
2018.08.06
水野好子三回忌追善公演9月16日に
2018.07.06
東京新聞の舞踊芸術賞と日本舞踊新鋭賞決まる
2018.07.06
若泉流が横浜で扇供養
2018.07.06
後藤すみ子が7月14日に米寿記念演奏会。
2018.07.06
中島一子が7月15日に還暦記念三絃リサイタル
2018.07.06
患者のリハビリに日本舞踊を活用千葉の病院
2018.06.08
八丈名流祭盛況のうちに終わる
2018.06.08
花柳貴彦が寿柳(としやぎ)流創流
2018.06.08
本條秀太郎が7月21日に紀尾井小ホールで俚奏楽公演
2018.06.08
演奏家と舞踊家がドイツで公演
2018.05.08
舞踊批評家協会賞に花柳基、新人賞に市川ぼたん
2018.05.08
5月12日に宮田哲男長唄鑑賞会
2018.05.08
5月20日西﨑流西眞会「古典舞踊研究会」開催
2018.05.08
5月26日出雲蓉の会
2018.04.08
4月13日に花柳貴彦が国立小劇場でリサイタル
2018.04.08
女性を中心にした長唄の会「吉住会」が4月15日によみうりホールで
2018.04.08
明日をになう新進の舞踊・邦楽鑑賞会にホテルウーマンの舞踊家4月21日
2018.04.08
4月23日に安藤政輝が宮城道雄全作品連続演奏会
2018.04.08
清元志寿子太夫・一太夫親子が4月24日に演奏会
2018.04.08
4月28日に花ノ本海改め花ノ本寿襲名披露舞踊会、国立大劇場
2018.03.03
高橋翠秋が情熱を傾けたCDが芸術祭優秀賞受賞で喜び語る
2018.03.03
舞踊家花柳小喜代が3月11日に鎌倉で一門会
2018.03.03
筝曲家深海さとみが3月18日に芸大退任記念演奏会
2018.03.03
尺八の二代目山本邦山が3月4日に徳島市で襲名披露演奏会
2018.03.03
西川扇藏が4月22日に国立大劇場で西川会
2018.02.06
日本舞踊協会主催「各流派合同新春舞踊大会」最優秀賞に若見匠祐助
2018.02.06
2月10日に「女流名家舞踊大会」仙田容子ら出演
2018.02.06
長唄協会主催「春季定期演奏会」が2月21日開催吉住小三代ら出演
2018.02.06
3月19日に名題下の歌舞伎俳優が集結して舞踊会「ひとつなぎの会」
2018.01.06
花ノ本海が4月28日に寿を襲名し、宗家に
2018.01.06
東京新聞が5月20日に八丈島で新舞踊の祭典「名流祭」を開催
2018.01.06
1月14日「三曲の会」(国立劇場)に砂崎知子出演
2018.01.06
人気の「琵琶樂名流大会」が1月13日に東京証券会館ホールで
2018.01.06
尺八と私(尺八演奏家舛田路山)
2017.12.01
稀曲の伝承をテーマに福田栄香の会12月4日
2017.12.01
12月7日の三曲奨励会に尺八の新鋭
2017.12.01
12月10日に今藤政太郎作品演奏会
2017.12.01
常磐津八重太夫が12月15日に糸あやつり人形と江戸浄瑠璃
2017.11.15
ほんの紹介
2017.11.15
八丈太鼓と私(日本舞踊家花柳歌七郎)
2017.11.15
笛の福原徹が11月30日にリサイタルで「ハムレット」
2017.11.15
高橋翠秋が11月21日に「胡弓の栞」
2017.11.15
富士松鶴千代が11月17日に新内公演
2017.11.15
花柳ハ輔が11月25日に3年ぶりのリサイタル
2017.11.15
長唄の宮田哲男が11月28日に師籍60周年の一門会
2017.11.03
地歌の藤井泰和が11月4日にリサイタル
2017.11.03
創邦21が11月8日に発表会
2017.11.03
11月12日浅草公会堂で「大河会」
2017.11.03
三十弦の宮下秀冽が11月12日にリサイタル
2017.11.03
八丈太鼓を起用した舞踊会二つ
2017.10.10
地歌の藤井泰和が11月4日にリサイタル
2017.10.10
萩岡未貴が10月14日にリサイタル
2017.10.10
本條秀太郎が10月22日に端唄の会
2017.10.10
10月24日に藤間勘十郎舞踊公演
2017.10.10
福原寛が11月22日にリサイタル
2017.10.10
変化舞踊と私
2017.09.15
ブログスタートに代えて
2017.09.15
城南ブロック親睦ゆかた会大盛況
2017.09.15
吉住小三代10月に「絲みち」上梓
2017.09.15
9月27日に唯是震一三回忌追善演奏会
2017.09.15
東京新聞「推薦名流舞踊大会」9月23日開催
2017.09.15
杵屋彌十郎9月18日に師籍六十周年記念演奏会
2017.09.15
吾妻寛穂・寛彌母娘がモンゴル大統領から勲章

著者情報 / Author info

真壁聖一 Makabe Seiichi

1946年 宮城県仙台市生まれ。東北福祉大学卒業。中日新聞東京本社(東京新聞)で、一般芸能、伝統芸能を担当する。2017年3月退社後、フリージャーナリストへ。舞踊批評家協会員。