東京新聞舞踊賞授賞式

2019.06.06

日本舞踊

水木佑歌(右)と花柳幸舞音水木佑歌(右)と花柳幸舞音

   東京新聞が優れた功績を残した舞踊家を顕彰する舞踊芸術賞ほかの表彰式とパーティーが6月4日、東京・如水会館で開かれた。今年の邦舞部門の受賞者は舞踊芸術賞には水木流東京水木会理事長の水木佑歌、日本舞踊新鋭賞には花柳寿南海の最後の弟子花柳幸舞音が選出され、それぞれ受賞の喜びを語った。

   水木佑歌は昭和59年に日本舞踊協会主催の各流派合同新春舞踊大会で、文部大臣奨励賞を皮切りに、同年より、自身のリサイタル「水木佑歌の会」を開催。平成27年には舞踊批評家協会賞を受賞したことなどが高く評価された。受賞のあいさつで水木は「近所のお姉さんの勧めで6歳から日本舞踊を始めたが、自分に(日本舞踊は)あっているかなになと思いながら進んできました。受賞を糧に振り付けと指導に頑張って行きたい」と今後の抱負を語った。

   また花柳幸舞音は「花柳幸舞音舞踊研究会」で、「北洲」や師匠の振付作品でもある河東節「道成寺」に挑戦したことや日本舞踊協会の新作舞踊公演にも出演し、古典と新作の両面に意欲的に取り組んだことが認められた。幸舞音は「受賞の知らせはビルの屋上で聞きました。空を見上げたら昨年亡くなった寿南海先生が頑張れと言っているように思われました。先生が亡くなった直後のリサイタルは勇気と覚悟の必要なものでしたが、これからも勉強を続けて行きたいと思います」としんみりとした口調だった。

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患者のリハビリに日本舞踊を活用千葉の病院
2018.06.08
八丈名流祭盛況のうちに終わる
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演奏家と舞踊家がドイツで公演
2018.05.08
舞踊批評家協会賞に花柳基、新人賞に市川ぼたん
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5月26日出雲蓉の会
2018.04.08
4月13日に花柳貴彦が国立小劇場でリサイタル
2018.04.08
女性を中心にした長唄の会「吉住会」が4月15日によみうりホールで
2018.04.08
明日をになう新進の舞踊・邦楽鑑賞会にホテルウーマンの舞踊家4月21日
2018.04.08
4月23日に安藤政輝が宮城道雄全作品連続演奏会
2018.04.08
清元志寿子太夫・一太夫親子が4月24日に演奏会
2018.04.08
4月28日に花ノ本海改め花ノ本寿襲名披露舞踊会、国立大劇場
2018.03.03
高橋翠秋が情熱を傾けたCDが芸術祭優秀賞受賞で喜び語る
2018.03.03
舞踊家花柳小喜代が3月11日に鎌倉で一門会
2018.03.03
筝曲家深海さとみが3月18日に芸大退任記念演奏会
2018.03.03
尺八の二代目山本邦山が3月4日に徳島市で襲名披露演奏会
2018.03.03
西川扇藏が4月22日に国立大劇場で西川会
2018.02.06
日本舞踊協会主催「各流派合同新春舞踊大会」最優秀賞に若見匠祐助
2018.02.06
2月10日に「女流名家舞踊大会」仙田容子ら出演
2018.02.06
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2018.02.06
3月19日に名題下の歌舞伎俳優が集結して舞踊会「ひとつなぎの会」
2018.01.06
花ノ本海が4月28日に寿を襲名し、宗家に
2018.01.06
東京新聞が5月20日に八丈島で新舞踊の祭典「名流祭」を開催
2018.01.06
1月14日「三曲の会」(国立劇場)に砂崎知子出演
2018.01.06
人気の「琵琶樂名流大会」が1月13日に東京証券会館ホールで
2018.01.06
尺八と私(尺八演奏家舛田路山)
2017.12.01
稀曲の伝承をテーマに福田栄香の会12月4日
2017.12.01
12月7日の三曲奨励会に尺八の新鋭
2017.12.01
12月10日に今藤政太郎作品演奏会
2017.12.01
常磐津八重太夫が12月15日に糸あやつり人形と江戸浄瑠璃
2017.11.15
ほんの紹介
2017.11.15
八丈太鼓と私(日本舞踊家花柳歌七郎)
2017.11.15
笛の福原徹が11月30日にリサイタルで「ハムレット」
2017.11.15
高橋翠秋が11月21日に「胡弓の栞」
2017.11.15
富士松鶴千代が11月17日に新内公演
2017.11.15
花柳ハ輔が11月25日に3年ぶりのリサイタル
2017.11.15
長唄の宮田哲男が11月28日に師籍60周年の一門会
2017.11.03
地歌の藤井泰和が11月4日にリサイタル
2017.11.03
創邦21が11月8日に発表会
2017.11.03
11月12日浅草公会堂で「大河会」
2017.11.03
三十弦の宮下秀冽が11月12日にリサイタル
2017.11.03
八丈太鼓を起用した舞踊会二つ
2017.10.10
地歌の藤井泰和が11月4日にリサイタル
2017.10.10
萩岡未貴が10月14日にリサイタル
2017.10.10
本條秀太郎が10月22日に端唄の会
2017.10.10
10月24日に藤間勘十郎舞踊公演
2017.10.10
福原寛が11月22日にリサイタル
2017.10.10
変化舞踊と私
2017.09.15
ブログスタートに代えて
2017.09.15
城南ブロック親睦ゆかた会大盛況
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吉住小三代10月に「絲みち」上梓
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9月27日に唯是震一三回忌追善演奏会
2017.09.15
東京新聞「推薦名流舞踊大会」9月23日開催
2017.09.15
杵屋彌十郎9月18日に師籍六十周年記念演奏会
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吾妻寛穂・寛彌母娘がモンゴル大統領から勲章

著者情報 / Author info

真壁聖一 Makabe Seiichi

1946年 宮城県仙台市生まれ。東北福祉大学卒業。中日新聞東京本社(東京新聞)で、一般芸能、伝統芸能を担当する。2017年3月退社後、フリージャーナリストへ。舞踊批評家協会員。