12月13日に尺八の舛田路山が初リサイタル

2020.11.06

邦楽

舛田路山

   尺八演奏家二代目山本邦山の愛弟子舛田路山が12月13日午後2時から、東京・紀尾井小ホールで「第一回舛田路山尺八リサイタル」を開く。十一歳で尺八を習い始めたが、けれんみのない音で、早くから将来を嘱望されていた。今回の初リサイタルは周囲から肩を押されて実現した。

   路山は尺八の経歴は21年目。4年前には都山流関東支部の役員にも就任。3年前には日本三曲協会の奨励会にも出演した経歴を持つ。リサイタルの演目は、二代目山本邦山作曲の「尺八二重奏曲」、自作の「友待つ雪」、初代山本邦山作曲「尺八独奏曲雁」、唯是震一作曲「火の島」、宮城道雄筝手付、初代邦山尺八手付「尾上の松」の5曲。賛助出演は「箏・三絃」牧瀬裕理子、村田章子、奥田雅楽之一、松井美千子、平野裕子、田中奈央一、「尺八」山本邦山という豪華な顔ぶれ。路山はこのリサイタルのため、萩岡松韻、牧瀬裕理子の二人に指導を受けたという。

   路山は「リサイタルは10年程前からやりたいと考えていた。今回はこれまでお世話になった先生方に恩返しのつもりで全力投球したい。今後のリサイタルは節目ごとの開催を考えている」と意気軒高だ。

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女性を中心にした長唄の会「吉住会」が4月15日によみうりホールで
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明日をになう新進の舞踊・邦楽鑑賞会にホテルウーマンの舞踊家4月21日
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西川扇藏が4月22日に国立大劇場で西川会
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3月19日に名題下の歌舞伎俳優が集結して舞踊会「ひとつなぎの会」
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尺八と私(尺八演奏家舛田路山)
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2017.10.10
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2017.10.10
萩岡未貴が10月14日にリサイタル
2017.10.10
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著者情報 / Author info

真壁聖一 Makabe Seiichi

1946年 宮城県仙台市生まれ。東北福祉大学卒業。中日新聞東京本社(東京新聞)で、一般芸能、伝統芸能を担当する。2017年3月退社後、フリージャーナリストへ。舞踊批評家協会員。