川瀬露秋が3月23日にリサイタル

2019.03.05

邦楽

川瀬露秋川瀬露秋

   地歌の川瀬露秋が3月23日午後4時から、東京・紀尾井小ホールで「川瀬露秋の会」を開く。同会は2015年以来2回目。今回は「胡弓の音色を紡ぐ」とのサブタイトル通り、全曲胡弓を手に演目に挑戦する。

   披露するのは尺八の川瀬庸輔との創作本曲「鶴門」、三絃の福田栄香との地歌「黒髪」、浄瑠璃の竹本駒之助、三味線の鶴澤津賀花との義太夫「伊賀越道中双六~沼津の段より」、筝の米川文子、三絃の藤井泰和との地歌筝曲「松竹梅」の4曲。一時、体調が危ぶまれた駒之助は、回復し元気いっぱいという。

   露秋は「今年は私が師匠の川瀬白秋の養女になって丸10年。さらに7月には師匠の7回忌を迎えるので、師匠がこよなく愛した楽器である胡弓で、所縁のある曲を演奏したいと考えました。サブタイトルを付けたのはこれが初めてです」と説明している。
【問い合わせ】川瀬 露秋:090-7427-3330

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著者情報 / Author info

真壁聖一 Makabe Seiichi

1946年 宮城県仙台市生まれ。東北福祉大学卒業。中日新聞東京本社(東京新聞)で、一般芸能、伝統芸能を担当する。2017年3月退社後、フリージャーナリストへ。舞踊批評家協会員。