10月1日に藤間掬穂・清元美三郎親子会

2018.09.04

日本舞踊・邦楽

藤間掬穂(左)と清元美三郎藤間掬穂(左)と清元美三郎

   日本舞踊家の藤間掬穂と清元三味線方の清元美三郎が10月1日午後2時から、東京・「国立小劇場で「親子会」を開く。同会は一昨年に続いて2度目。前回の会では、子供のころから美三郎を知る人々から「成長しましたね」と称賛の声が寄せられたという。

   演目は掬穂の「山姥」で始まり、美三郎の素演奏「月」、そして再び掬穂の舞踊「保名」で終わる。美三郎は3本とも立て三味線を努めるが、共演する浄瑠璃の顔ぶれが凄い。「山姥」は清元榮志太夫、「月」は清元美寿太夫、「保名」は清元初栄太夫と超豪華版だ。ゲストは鳴物の堅田喜三久(人間国宝)ら。

   清元「山姥」に挑戦するのは初めてという掬穂は「藤間紫先生のような踊りが踊れたら良いと思っています」と言えば、美三郎も「情景が浮かぶような雰囲気のある演奏がを目指します」と抱負を語っている。

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著者情報 / Author info

真壁聖一 Makabe Seiichi

1946年 宮城県仙台市生まれ。東北福祉大学卒業。中日新聞東京本社(東京新聞)で、一般芸能、伝統芸能を担当する。2017年3月退社後、フリージャーナリストへ。舞踊批評家協会員。