第50回舞踊批評家協会賞決まる

2019.05.06

日本舞踊

茂山逸平(右)と井上安寿子茂山逸平(右)と井上安寿子

   舞踊批評家が優れた業績を挙げた舞踊家に贈る「第50回舞踊批評家協会賞」が、このほど発表され、贈呈式が行われた。邦舞部門では協会賞に茂山逸平・尾上菊之丞、新人賞には京舞の井上安寿子が選ばれ、それぞれに喜びを語った。

   狂言の茂山逸平と日本舞踊の尾上菊之丞は、昨年の十周年記念特別公演・第10回「逸青会」と、そのの歩みと新作「鏡の松」の成果が高く評価された。「逸青会」は二人がジャンルを超えて何か面白いことをしようと結成したもので、この日所用のため欠席した尾上菊之丞に代わって茂山逸平があいさつ。「新しいものを作って褒めてもらった記憶はないので率直に嬉しい。逸青会は三十歳になった時に立ち上げ、十年は続けようと始めた。最初は大変だったが、この賞を頂いていましばらくは頑張ろうというという気持ちになった」と笑いを誘った。

   一方、京舞井上流の井上安寿子はリサイタル「葉々の会」の「万歳」と「もさ順禮」の二演目鮮度の高い舞台に対して贈られた。井上安寿子は「京舞は京都で発展したものの一つ。最近は都をどりにも関わらせて頂くようにもなりました。これからもたくさん頑張りたい。京舞、日本舞踊ともたくさんのお客様に見てもらえたらと思っています」と緊張した面持ちで語った。

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2017.12.01
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2017.12.01
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笛の福原徹が11月30日にリサイタルで「ハムレット」
2017.11.15
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長唄の宮田哲男が11月28日に師籍60周年の一門会
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創邦21が11月8日に発表会
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地歌の藤井泰和が11月4日にリサイタル
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本條秀太郎が10月22日に端唄の会
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杵屋彌十郎9月18日に師籍六十周年記念演奏会
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著者情報 / Author info

真壁聖一 Makabe Seiichi

1946年 宮城県仙台市生まれ。東北福祉大学卒業。中日新聞東京本社(東京新聞)で、一般芸能、伝統芸能を担当する。2017年3月退社後、フリージャーナリストへ。舞踊批評家協会員。