山登松和の会が9月30日に紀尾井ホールで

2019.09.06

邦楽

山登松和山登松和

   山田流筝曲家の山登松和が「第六回山登松和の会」を9月30日午後7時から、東京・紀尾井小ホールで開く。昨年に続く襲名二十周年記念のパートⅡ。パートⅠはこれまでお世話になった諸先生方と記念の会を開いたが、今回は襲名以来刺激を受けた人たちを招いて演奏を展開する。山登は「自分自身の可能性をいかに引き出せるか、が課題です」と意気込む。

   演奏するのは山登の筝と藤井泰和の三絃と善養寺恵介の尺八で披露する地歌の大曲「根曳の松」(三つ橋勾当作曲)、同じく山登の筝と清元美治郎の三味線で演奏する富本をベースにした「伏見」(中能島松声作曲)、山登の筝と上原真佐輝の三絃と神田寛明のフルートでおくる「さらし幻想曲」(中能島欣一作曲)の三曲。いづれも人と曲ありで「自分のことだけを考えて演奏に打ち込める作品を選んだ」という。

   山登は「時代錯誤といわれるかも知れないが、自分の信じたことを突き詰めてみたい。グローバルにやっていかないと」と決意を新たにしている。
【お問い合わせ】03-6356-1331

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東京新聞が5月20日に八丈島で新舞踊の祭典「名流祭」を開催
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尺八と私(尺八演奏家舛田路山)
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稀曲の伝承をテーマに福田栄香の会12月4日
2017.12.01
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ほんの紹介
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吉住小三代10月に「絲みち」上梓
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杵屋彌十郎9月18日に師籍六十周年記念演奏会
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著者情報 / Author info

真壁聖一 Makabe Seiichi

1946年 宮城県仙台市生まれ。東北福祉大学卒業。中日新聞東京本社(東京新聞)で、一般芸能、伝統芸能を担当する。2017年3月退社後、フリージャーナリストへ。舞踊批評家協会員。