三味線演奏家の本條秀太郎が邦楽ドラマで演奏
2019.03.05
邦楽
三味線演奏家の本條秀太郎が3月6、7日の両日、東京・紀尾井小ホールで開かれる邦楽ドラマ「松廼家おけい」に出演する。朗読と演奏を組み合わせた形式で、本條は音楽と演奏を担当する。
同ドラマは山本周五郎「虚空遍歴」が原作。江戸時代、真の三味線音楽を模索していた端唄の中藤沖也は家族を捨てて北国街道・雪の山中を目指して放浪の旅へ出る。2009年の初演では、「本條の生き方そのものではないか」と評判を呼んだ。おけい役に山本陽子、お京役に礒西真喜、お幸役に岡本瑞恵、おなつ役に今村祥佳と女優陣が顔をそろえる。
本條は「この作品は若いころに創作した俚奏楽『雪の山中』を縁に構築して生まれました。中藤の芸に対しての終わりのない苦しみと向き合う姿は永遠で終わりのないものです。本作品の中で端唄を一節唄う場面と、劇中音楽を演奏する場面とがありますが、いわゆるBGMの劇中音楽ではなく、セリフと一体となった、音楽も芝居そのものとして朗読に寄り添いたいと考えています」と話している。
6日は午後5時開演、7日は午後2時開演。
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