日本三曲協会萩岡松韻新会長に聞く

2025.10.07

邦楽

萩岡 松韻

   山田流筝曲萩岡派の四代目宗家萩岡松韻が公益社団法人日本三曲協会の会長に就任して約四か月経過した。伝統芸能が軒並み厳しい環境にある中で、新会長はどんな考えで難局に対応するのか率直に聞いて見た。

   萩岡新会長は幼い時から祖父と父親から薫陶を受け、二十三歳で四代目を継承した。苦労を重ねながら修行を続け、美声と卓越した技量で知られ、長く東京芸大で学生の指導にも当たった。

   インタビューの冒頭、萩岡新会長から飛び出したのは「一日も早く国立劇場を再開してもらうことを働きかけたい」という言葉だった。同時に「日本人の身体の奥底にある箏曲の魅力を聞いてもらえるよう努力したい」とも。そのためには学校などへの派遣事業を一層深化させて行きたいと抱負を語った。具体的には例として「六段」などを教えることも念頭に入れているという。あとは後進を育てることに努めることも喫緊の課題だと強調した。

   萩岡新会長の手腕に期待したい。

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著者情報 / Author info

真壁聖一 Makabe Seiichi

1946年 宮城県仙台市生まれ。東北福祉大学卒業。中日新聞東京本社(東京新聞)で、一般芸能、伝統芸能を担当する。2017年3月退社後、フリージャーナリストへ。舞踊批評家協会員。