新内の富士松鶴千代が6月14日に歌舞伎座まつり

2025.06.07

邦楽

富士松鶴千代

   新内の富士松鶴千代が6月14日正午と午後4時半の二回、東京・歌舞伎座タワー5階の木挽町タワーで「第一回富士松鶴千代歌舞伎座まつり」を開く。これまで富士松は三越劇場で99回の公演を行ってきたが、コロナ後の再スタートとして小規模な木挽町ホールを選んだ。

   披露するのは昼の部がご祝儀曲「まつり囃子」(立方・中村壱太郎、唄・富士松鶴千代)から「瞼の母」(大谷友右衛門と富士松鶴千代の掛け合い)までの8番。夜の部が「一本刀 土俵入り」(詞・大谷廣太郎、唄・富士松鶴千代)から「明烏夢泡雪」(立方・中村壱太郎、唄・富士松鶴千代)までの8番。見逃せないのは昼夜とも金子みすヾの作品を新内にした作品が披露されるのも注目だ。

   これまでの公演では新内をより身近にと工夫を凝らした構成と演出を披露してきたが、今回もその考えは変わっていないようだ。

   富士松は「コロナ禍以降のリスタートとして木挽町タワーを選びましたが、新内をより身近に楽しんで頂けると思います」と期待に胸を膨らませている。

著者情報 / Author info

真壁聖一 Makabe Seiichi

1946年 宮城県仙台市生まれ。東北福祉大学卒業。中日新聞東京本社(東京新聞)で、一般芸能、伝統芸能を担当する。2017年3月退社後、フリージャーナリストへ。舞踊批評家協会員。