6月15日に代々木能舞台で「出雲蓉の会」
2025.06.07
日本舞踊
出雲蓉
地唄舞の出雲蓉が6月15日午後6時から、東京・代々木の代々木能舞台で「第57回出雲蓉の会」(地唄舞をわかってほしいと希う会vol 12 )を開く。代々木能舞台は出雲蓉が見出した能舞台で、都会の中に自然のたたずまいを残していることが気に入り、昨年11月の公演から同所で公演を行っている。
今回披露するのは地唄「石橋」、語り舞「末摘花」と地歌「葵の上」の三曲。「石橋」は故神崎ひで師が家元を譲られ宗家になった際に、二人立ちでお披露目の曲として舞われた曲。今回は出雲蓉が一人での素踊りとして振り付けた。文殊菩薩の乗り物である獅子が牡丹の花に戯れる様を描く。故川瀬白秋の貴重な音源を使う。二曲目の「末摘花」は門下の出雲草が源氏物語の末摘花の女人像を語りと共に展開する。ラストの「葵の上」は出雲蓉が亡き東宮の妻と言う立場にありながら、光源氏の正妻・葵の上を妬み、生霊として取り殺してしまう六条御息所のすざまじい執心を描く。唄と演奏は藤井泰和だ。
出雲蓉は「移り行く自然の中で歳を重ね、趣も変わっ行く舞の姿をお見せしたい」と静かな闘志を燃やしている。
