意外に楽しかった新内節岡本流の反戦

2025.08.07

邦楽

岡本 宮之助

   8月3日、東京・浅草公会堂四階の第二集会室で、新内節 岡本流の反戦「戦争はいやだ」が開かれた。岡本文弥の反戦作品を中心に紹介する催しだが、思いの他、変化に富んだ内容に集まったファンも満足気だった。

   この日は客席にお吉記念館の関係者が来場していたことから、プログラムを一部変更して「お吉」から番組がスタート。次いで本来の演目でもある岡本文弥作のリアルな「西部戦線異状なし」、落語からヒントを得て作られたという稲田和浩詞章の「七福神」、稲田による落語家と兵隊体験者の関係のお話し。 そしてラストが岡本宮之助の浄瑠璃と細川英子の箏による「峠三吉 にんげんをかえせ」だった。

   演目前の解説で宮之助は「自分の考えで詞章の一部を変え、戦争の悲惨さを語り継いで行くことが大切だ」と強調していたが、彼の真摯な姿勢が伝わってくるような感慨深い新内の会であった。

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著者情報 / Author info

真壁聖一 Makabe Seiichi

1946年 宮城県仙台市生まれ。東北福祉大学卒業。中日新聞東京本社(東京新聞)で、一般芸能、伝統芸能を担当する。2017年3月退社後、フリージャーナリストへ。舞踊批評家協会員。